会長あいさつ
種市町・大野村任意合併協議会の設立にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
大野村は、明治22年大野村、帯島村、阿子木村、水沢村の4村が合併して誕生して以来変化なく、昭和30年に軽米町の一部を編入し現在に至っております。
この間、一人一芸の里づくりやユーキの里づくりなど地域の特性を生かした村づくりを進めてきており、一定の成果を収めてきておりますが、少子・高齢化の進行や地方分権の進展など地方自治体を取り巻く環境は、急激に変化してきております。
これらに対応した新たな地域づくりが求められており、自立した自治体を構築していくことが課題となっております。その対策として市町村合併は、有効な手段とされております。
このような中にあって、大野村におきましては、これまで数度にわたる住民懇談会や住民意向調査、住民投票などを通じて種市町との合併が望ましいとする住民の意向が示されたところであります。
この結果を尊重し、現在の社会情勢に対応した地域づくりを進めていくため、種市町と任意合併協議会を設置し合併に関する調査、検討、協議を行うこととしたところであります。
両町村は、今日まで生活圏を同一にし、自然を生かした地域間交流や伝統・文化の交流等が盛んに行われてきたところであります。
今後協議会におきまして、現在私たちが住む地域を将来どのような町にしていきたいのか住民の皆さんの意見も含めながら幅広く検討してまいりたいと考えております。そして、両町村の議会の皆さんをはじめ、住民の皆さんに対して、合併について判断していただくための資料を提供したいと考えております。
どうか、皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。 |
副会長あいさつ

種市町・大野村任意合併協議会の副会長就任に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
私は、市町村合併の問題は、住民の方々の意思が最も重要視され、その意向が最大限尊重されなければならないものと考えるところであります。
その中で、本町では20歳以上の全町民を対象とするアンケート調査を実施し、大野村においては、アンケート調査、さらに住民投票の結果、2町村での合併が望ましいとする両町村皆様の意思が明確に確認されたところであります。
大野村との合併推進は、種市町民の総意と考えており、その思いが実を結び、ここに、両町村での任意合併協議会が設立され、合併に向けた協議を始めることとなりましたことは、誠に慶びに堪えない次第であります。
種市町と大野村とは、共通の農林業に加え水産業が連携した産業振興、各地域の伝統・文化交流や、高原に草を食む牛の群れと南部潜りが調和するイメージ、共有のシンボルである久慈平岳の観光整備など、新しい枠組みの中で、新しい発想に立ったまちづくりが可能であり、将来展望を共有できる最良の相手先と確信するところであります。
当然、合併後の新しいまちづくりについては、今後、協議されるものでありますが、地方行財政を取り巻く厳しい環境の中で、両町村の特性を最大限に活かし、自立した新自治体として発展するため、相互に対等を基本として、禅譲・互譲の精神をもって両町村の合併推進に取り組んでまいりたいと存じますので、皆様の一層のご指導を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。
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設立調印式 |
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